今回はDIYにおすすめなイレクターパイプを紹介します。
イレクターパイプの加工は難しい工程がなく初心者さんに手を出しやすい上に、しっかりと強度を出せるDIYアイテムです。
この記事では、
- イレクターパイプとは?
- イレクターパイプのカット方法
- イレクターパイプの接合方法4選
- イレクターパイプの使用例
- イレクターパイプを使った感想
順に紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ↓
- イレクターパイプのカットや接合の仕方を知りたい
- イレクターパイプってなに?どこに売ってる?
- 初心者でもできる?
- どんな使い方をしたらいいの?
こんな疑問や悩みを持っている向けの記事になっているので参考にしてくださいね
イレクターパイプとは?
イレクターパイプはホームセンターで販売していて、スチールパイプにプラスチック加工している軽くて丈夫な素材でできたパイプです。
ジョイントパーツも豊富で工夫次第で様々なDIYに応用できるアイテムです。
接合部品は、メタルジョイントとプラスチックジョイントの2種類があります。
接合にプラスチックジョイントを使用する場合は、専用の溶接材(サンアロー)を使うため錆びにくく屋外でも使用可能。
メタルジョイントは、ボルト・ナットで固定、接合するため分解してリユースすることが可能。
値段はパイプが2メートル当たり1100円ほど
メタルジョイントが450~1300円ほど
プラスチックジョイントが100円~300円ほど
用途に合わせてそれぞれ選べるようになっています。
メタルジョイントかプラスチックジョイントで悩んでいる方のために簡単な表を作ってみたので参考にしてくださいね
接合方法 | 使用場所 | 価格 | 再利用 | 強度 | |
メタルジョイント | ボルトをレンチで締める | 屋内 | 450~1300円ほど (プラスチックジョイントの約5倍) | ボルトを緩めることで解体可能 | 強い |
プラスチックジョイント | 専用の溶接材 ドリルビスで接合可能 | 屋内・屋外 水回りに強い | 100円~300円ほど | 溶接材➡解体不可(根本ジョイントの根元からカットすることで再利用可能) ドリルビス➡ビスを外すことで解体可能(パイプに穴が開く) | メタルジョイントより弱い |
個人的には、価格が安く屋内屋外でも使えるプラスチックジョイントがおすすめ!
イレクターパイプのカット方法
まずはイレクターパイプのカット方法について紹介します。
イレクターパイプはスチール製のためカットには工具が必要になります。
私がイレクターパイプをカットした道具はダイソーのこちらの金切りのこぎりです。
替えの刃もダイソーに売っていて、安くカットできます
切断面はこんな感じで綺麗にとはいきませんが、ジョイントパーツで接合するため切り口は隠れてしまうので気になりません。
専用のカット工具もありますが、けっこうなお値段します。
実際に使ってないのでわかりませんが、レビューを見る限り本数を切るなら高速切断機等の電動工具がないと大変とのこと。
ダイソーの金切りのこぎりもカット数が多いと結構きついですが、値段を考えるとこっちの方が断然いいかな。
切り方はカットしたい部分にしるしをつけて足でパイプを抑えて切るのが一番楽でした!
クランプで固定して切るのもありですね!
イレクターパイプの接合の仕方
接合には2種類のタイプのジョイントがあります。
接合方法 | 使用場所 | 価格 | 再利用 | 強度 | |
メタルジョイント | ボルトをレンチで締める | 屋内 | 450~1300円ほど (プラスチックジョイントの約5倍) | ボルトを緩めることで解体可能 | 強い |
プラスチックジョイント | 専用の溶接材 ドリルビスで接合可能 | 屋内・屋外 水回りに強い | 100円~300円ほど | 溶接材➡解体不可(根本ジョイントの根元からカットすることで再利用可能) ドリルビス➡ビスを外すことで解体可能(パイプに穴が開く) | メタルジョイントより弱い |
接合の仕方①メタルジョイント
メタルジョイントの最大のメリットはレンチでボルトを締めたり緩めたりするだけで固定・解体ができ失敗してもすぐにやり直すことができることです。
また強度の面でもプラスチックジョイントより優れています。
ただし、表にもあった通り価格が高いため予算と相談してから決めましょう。
私は値段が高くて手が出なかったため使いませんでした。
なぜなら、プラスチックジョイントで強度・解体ができる方法があるので(この後の記事で紹介しています)メタルジョイントのメリットも際立たなくなったためです。
接合の仕方②プラスチックジョイント専用溶接材サンアロー
プラスチックジョイントを専用溶剤サンアローで接合することやり方を紹介!
サンアローはイレクターパイプ専用の溶接材です。
購入するときは50mlでいいです。
私は100mlを購入しましたが多すぎました。使い切る人いるのかなこれ・・・
付属のスポイトが入っていたのですが液漏れがあったため(不良品だったのかな?)、ダイソーで買ったスポイトを使いました。
使用方法はスポイトにサンアローを入れたら接合部に注入するだけです。
この時出来る限り上から下に注入するといいそうです。
また、全方位注入することでしっかりと固定されます。
解体の時は、プラスチックジョイントとパイプの接合部をカットすることで解体できます。
接合の仕方③ドリスビスで固定【強度がだせて解体も簡単】
プラスチックジョイントをドリスビスで固定する方法です。
ホームセンターに行くとドリルビスという先端が特殊なビスがあるのでそれを使います。
接合部のパイプとプラスチックジョイントが重なる部分にインパクトドライバーでビスを打ちます。
ドリルビスで固定した場合は、ビスを外すことで解体が可能です。
ビスの穴は開いてしまいますが、サンアローで固定した場合より解体が簡単です。
またビスで止まっているため基本的に外れることがないため強度の面でも優れています。
接合の仕方④マスキングテープを使う
マスキングテープを使うことで接合部の強度を簡単に上げる方法を紹介します。
やり方は簡単で接合部にマスキングテープを一周だけ巻いてください。(緩い場合は2週巻くと〇)
あとはそのままプラスチックジョイントにはめるだけ。
入れるときは何かに打ち付けないと入らないのでハンマーや壁、床などを使って押し込みましょう。
これだけ?と思いますが、本当にちょっとやそっとでは抜けない強度を出せるので用途次第で活用できそうです。
実際に試してほしいのですが、「え、こんなに違うの?」ってなるはずです!
抜く時に力はいりますが、いつでも簡単に解体できることが最大のメリット!
イレクターパイプを使った作品を紹介
イレクターパイプを使った作品を紹介します。
私が実際に作成した作品紹介①
1つ目はハンガーラックです。
押し入れ収納をDIYで棚からハンガーラックに変更した時にイレクターパイプを使いました。
プラスチックジョイントを使って接合部は固定しなくても問題なかったので何もしていません。
これも壁についているジョイントにイレクターパイプをはめただけです。
ぎっしりハンガーをかけてもしなったりせず、しっかりと強度がだせました。
私が実際に作成した作品紹介②
続いて紹介するするのもハンガーラック兼、物干しです。
こちらは実家の洗面脱衣所をプチリノベした時に作りました。洗面所プチリノベの記事はこちら
接合部はサンアローを使っています。
構造上強度が心配でしたが、サンアローだけで洗濯物を干すには十分な強度を出せました。
壁に取り付ける際に打ったビスは黒く塗ることで目立たなくなっています。
長さを決めてジョイントを接合するだけなので簡単でした!
その他使用例を紹介
ホームセンターのイレクターパイプ売り場に作品例がいくつかあったので紹介します。
こちらはプラスチックジョイントを使っていますね。
屋外のものはプラスチックジョイントですね
こちらは強度の出るメタルジョイントです。
木材と組み合わせることで簡単に棚を作ることもできます。
イレクターパイプを使って見た感想とまとめ
今回はイレクターパイプについて接合の仕方や、使用例を紹介しました。
簡単にまとめると
- イレクターパイプはスチール製で表面にプラスチックコーティングがされている
- カットはダイソーの金切りのこぎりでも可能!
- 接合にはメタルジョイントとプラスチックジョイント2種類がある
- 個人的にはプラスチックジョイントがおすすめ!(理由は記事を読んでもらえると納得してもらえます)
- ジョイントが豊富で様々な使い方ができる!
- DIYの幅が広がる!
イレクターパイプの良い点は、
- スチール性の割には加工が簡単
- しっかりとした強度が出せる
- ジョイントが豊富でいろんなアイディアを形にできる
- プラスチックジョイントを使うことで屋外でも使用可能
- 解体もできるので再利用可能
DIYをするならイレクターパイプの存在を知っておくことでアイディアに広がりが生まれます。
またネットでの販売もあるためホームセンターまで行かなくても購入可能なのも嬉しいですね
パイプとジョイントの通販【スパクリショップ】見た目もスッキリしているため、使い方次第ではおしゃれに見せてくれるアイテムです。
DIY初心者さんでも挑戦できるのでぜひイレクターパイプを使ってみてくださいね!
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