DIYと言えばまずのこぎりを使って木材をカットすることから始める人が多いと思います。
しかしやってみるとわかりますが、手ノコでカットすると全然真っすぐ切れない。。。。
DIY初心者なら誰しもまずこの現実にぶつかります。
こんな時はソーガイドという手ノコ用の治具を使うことで手ノコでも直角を出すことが可能になります。
ソーガイドは既製品も販売していますが、今回はこのソーガイドを自作してみたので紹介します。
ソーガイドとは
ソーガイドとは、木材をノコギリで正確にカットするための補助道具のことを言います。
使い方次第では、90°はもちろん45°、30°など角度を付けたカットもできます。
ホームセンターやネットでも販売されていてどこでも購入できる道具です。
マイターボックスという道具もソーガイドの1種でソーガイドよりもリーズナブルな価格で購入できDIY初心者に人気のアイテムの1つとなっています。
自作ソーガイドを作成!
ソーガイドの作成をしていきます。
材料や使った道具も紹介しますので自作するときに参考にしてくださいね
必要な材料
木材は全て端材を使いました。
組み立て①
材料がそろったら早速組み立てます
まずはこんな形に組みます
ボンドを塗って
クランプで抑えます。
一人で作業するならクランプがあると作業が楽になります
スコヤでフラットを確認(ここ大事!)
フラットを確認したらビスで固定します
まずは皿取り錐
ビスの長さ分くらい下穴をあけます
そしたらビスで固定
計2か所ビスで固定しておけば問題ないでしょう
次に補強材として三角の材をボンドでつけます
この時必ず直角を確認しながら行いましょう(カットにそのままでます)
組み立て②
次にのこぎりが当たる部分の板と同じサイズの板を用意します。
板を重ねてクランプで固定
上側2か所に貫通しない程度に下穴をあけます。
クランプを外すと下穴の位置がわかるのでそこにワッシャーを置きます
ワッシャーを置いたらずれないように先ほど重ねた板を載せてビスをワッシャーの穴に通るように打ちます。
するとワッシャーを挟んだ分板と板の間に隙間ができここにノコギリの刃が収まるというわけです。
さっそくのこぎり入れてみます
少し入れにくいですが入りました
完成です!
自作ソーガイドを使ってカットしてみる
実際に自作したソーガイドを使い正確にカットできるか試します。
とりあえず適当に300mmに印をつけて
ソーガイドを線に合わせたらクランプで固定します
スコヤで直角も確認して刃をセットしたらあとは普通に手ノコを動かすだけ
カットが終わりました
まずは長さを測ってみます。
寸法通り。
次はスコヤを使い直角を測ります
思ったよりも綺麗に直角がでました!
これは嬉しい!
ここまで直角が出せれば手ノコでカットしても使えそうです。
ただ問題点が2つ
- セットがしずらい
- ノコギリが摩擦で動かしにくい
このあと解決策を紹介します。
自作ソーガイドの問題点を改良、改善
実際に使ってみると精度以外に使い勝手の点で気になることが2点ありました。
- セットしずらい
- ノコギリが摩擦で動かしずらい
カットしたい線が見えなくなってセットしずらいので少し改良を加えました。
また直角ガイドを取り付けたことでセット時に毎回スコヤを使う必要がなくなり、効率もUPしました。
摩擦に関しては、シリコンスプレーを吹きかけてやるとだいぶスムーズに動くようになります。
自作ソーガイドはこんな人におすすめ!
自作ソーガイドをおすすめしたい人はこんな人
- 騒音が気になる
- 手ノコで直角を出したい
- 安く済ませたい
- オリジナルのソーガイドを作りたい
- 端材が余っている
アパートなどの集合住宅に住んでいる方や夜間しか作業できない方は電動工具だと騒音になってしまうため手ノコでのカットなら騒音を気にせずカットできると便利ですよね
自作せずともソーガイドは販売していているのでこちらも参考までに。
自作ソーガイドを作った感想
自作のソーガイドを作ってみた感想ですが、正直ここまで正確にカットできるとは思っていませんでした。
まだ数回しか試していないのでなんともいえませんが、個人的には満足いく結果になりました。
普段は電動工具を使ってカットするためあまり手ノコでカットすることはありませんが、手ノコで直角を出せると住宅街や夜間作業できるのはいいですね。
私はこういったDIYで使う道具を自作できることもDIYの醍醐味だと考えています。
最近は道具を揃えていくのが趣味になってしまっていますが、、、(笑)
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