今回は子供椅子&机のセットを娘(4歳)と息子(2歳)にDIYで作りました。
完成後の写真はこちら
超シンプル
なんでも未就学児の子供に合ったサイズの椅子と机は、子供の成長にも関係してくるとのこと。
簡単にメリットを挙げると
- 集中力があがる ➡ 足が床につくことできちんと座り目と指先の距離がちょうど良くなり楽な姿勢で遊べる
- 自主性がめばえる ➡ 「自分専用の椅子と机がある」+「自分で座れるサイズの椅子がある」。
- 長時間座るのに必要な筋力がつく ➡ 背中や腰の筋肉がつき、長時間座る体力がつく。
調べると様々なメリットがあることがわかりました。
まぁ、難しい話はこの辺にしておいて先ほどあげたメリットもあるということで今回作成することに。
本題のDIYに話を戻しますがこの記事は、子供椅子&机の設計➡材料のカット➡組み立て➡塗装と仕上げの順で紹介します。
写真付きでコストや作成のポイントも解説しているので参考にしてくれると嬉しいです!
1.設計図を書く
設計図を書きます
私はいつも手書きで写真のように書いています。
めっちゃざっくり。
自分でわかればOK!ですが、設計図を書く上でのポイントを簡単にまとめると
- 完成後のイメージ図(超重要)
- 各部の寸法(超重要)
- 必要な材料
- カット方法(木取り図があると効率よくカットできる)
- 組み立ての順番
- 塗装のタイミング
- 最終的なコスト(だいたいでOK)
だいたいこの程度書き出しておけば十分です。
設計図があるとないでは作業効率やクオリティにも影響するので書くべき!
ただし、DIYでやると現場合わせは必ずと言っていいほど発生するので完璧に書く必要はありません。
私も写真の設計図を見るとわかるように完璧には書き出していません。
難しく考えると書けなくなるのでラフな気持ちで書きましょう!
2.材料のカット
設計が終わったら木材をカットしていきます。
①材料と初心者向けのカット方法
材料は、テーブルの天板以外はSPFの1×4材を使いました。
私はホームセンターで購入したものを自宅のテーブルソーと丸ノコを使ってカットしましたが、初心者の方はホームセンターのカットサービスを利用することをおすすめします。
- カットが正確にできる
- 工具がそろっていない場合、自宅でカットは難しい
- 材料購入➡カットサービス利用で時短になる
- どこも1カット50円程度でできる
今回はカット数が多いので丸ノコ買ってしまうのもあり?
カインズ会員なら作業場で工具の無料レンタルもあるので、スライド丸ノコを使ってカットの方がコストは抑えることができます。
②木材カット
カットはテーブルソーを使いました。
カット時点で寸法を間違えてしまうと後々大変なので何度も寸法はチェックしながらカットします。
カットしたものはマスキングテープで部材ごとに分けておくと分かりやすいです。
カットが終わったらサンダーでやすり掛けをします。
この段階ではカット時にでたバリ(カット部の木材のささくれみたいなの)をとる程度でOK
椅子の脚は後から斜めカットした方がデザイン的に良くなるかなと思い写真のようにカットしました。
3.組み立て①ダボマーカーでダボ継ぎ
今回は初挑戦のダボ継ぎで組み立てします!
使うのはこのダボマーカーというアイテム
ドリルで使うダボの半分の深さの穴を開けて、そこに先ほどのダボマーカーを入れます。
ダボ継ぎしたい木材を当てて押しつけると・・・・
写真のようにダボマーカーのとがった部分が後に残ります
この跡を目印にドリルで穴を開けると同じ位置に穴が開きダボで固定できるというわけです。
固定するときはボンドも使うことで強度をあげます。
中々ダボがはいらなくて焦りましたが強引にはめ込みました(笑)
とりあえず椅子と机のダボ継ぎ完成!
強引にはめ込んだ結果、こんなにもひねくれてしまいました。。。
ダボ継ぎが難しくうまくいかなかったのでここで挫折してこのあとの組み立てからビスでガンガン止めていきます(笑)
4.組み立て②ビス止め&ビス隠し
ダボ継ぎは挫折しましたが、子供用なのでビスが見えていない方がいいかと思いビス隠しという方法をとることに。
まずはビスを打つ場所にしるしをつけます。
写真の道具は2×4定規といって2×4や1×4に墨付けするのに便利です
1×4や2×4はDIYで頻繁に使う木材なので一個持っておくと作業が楽になります。値段もお手頃なのでおすすめ。
ビス隠しに使う道具はこれ
スターエムの皿取り錐&埋木錐を使ってビス隠しをします
詳しい使い方はこちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。
こんな感じでビスでガンガン組み立てていきます
やっぱりビスだと早いし正確。
組み立ては一人でやるならこういったクランプがあると便利ですよ
背もたれと座面を仮で置いてみると一気に完成が見えてきました
背もたれと座面は色を変えるので塗装してからビス止めします
机も同じように組み立て
机は枠組みができたら真ん中に補強を入れます。
直角がでるように取付ます。
これで机の枠組みは完成!
5.ダイソーのミルクペイントとニスで塗装!
机の天板と椅子の座面と背もたれ以外はダイソーのミルクペイントで塗装します。
かなり粘り気があるため水を少し加えると塗りやすいです
机と椅子一気に塗っていきます
イメージ通りの色になりました。
ダイソーすごい
次は椅子の座面と背もたれを水性ニスのウォールナットで塗装します
これだけ見ると不安になる色してますね
塗ってみるとちゃんとウォールナットの色になりました
塗装完了!
全て一度塗りしかしていませんが、いい感じに色が入ってくれたのでOKです
6.組み立て③椅子の座面と背もたれを取り付け
塗料が乾いたタイミングで最終組み立てしていきます。
ここもビスでガンガン止めていく
座面の隙間の間隔を均等にしたいため前後を先に付けてから最後に真ん中を取り付けてます
ビスを打った後、先ほども紹介したビス穴隠しをします。
ビスを打つ場所がなかったため、座面の一番後ろの板だけ横からビス止め
背もたれもとりつけて・・・
ビス穴隠しをした部分だけ再塗装します
椅子が2脚完成!
いい感じ!
実は完成時、ダボで組み立て時にずれたせいか、かなりグラつきがありました。
平らな場所に置いて足を微調整でカットしたらグラつきはなくなりましたので、グラついてもなんとかなります!
7.机天板取付~完成
机の天板はプリント合板を使います。
プリント合板は表面がツルツルしているため、お絵描きや粘土をやることを考えての選択です
ミスったのがプリント合板を買うつもりがプリントベニヤを買ってしまったため薄すぎてこのままでは天板には使えません。(買うとき気づけよって話ですが。)
そのため厚さ9ミリの合板を下地として取り付けることにしました。
あとでトリマーを使って枠組みに合わせるため枠組みより気持ち大きめに合板をカットしています。
合板をビスでとりつけたらプリントベニヤを貼るためボンドを大量投入。
綺麗にならして
プリントベニヤを貼ったら2つの机をボンドが乾くまで圧着します
重りになるもの総動員(プリント合板を買っていればこの工程は必要なかった)
ボンドが乾いたらトリマーを使って枠組みに沿うようにカットしていきます
こんなビット
これでトリマーを当てると下のシルバーの部分が台座に当たりながら進みます
すると上の赤い刃の部分が木材を削ってくれるというわけです。
トリマーって本当にすごい
ついでに面取りもトリマーでしておきました。
トリマーがなくても天板のサイズを測ってから取り付ければこの工程は必要ありません。(トリマー使いたかったので・・・)
使っているトリマーはこちら
8.完成と作ってみた感想
いくつかトラブルがありましたが、なんとか完成させることができました。
中々いい感じにできたので満足です。
子供たちも喜んでくれてここでご飯食べてました(笑)
今回作ってみて大変だった点は
- 慣れないダボ継ぎをやったらうまくいかなかった ➡ ビスで固定に変更した
- 完成時グラつきがでてしまった ➡ 微調整カットで改善
- 机の天板の材料ミス ➡ 1工程余計になったがなんとかできた
10.かかった費用
今回かかった費用を紹介します
椅子にかかった費用
椅子2脚分の材料費がこちら
- 1×4材 1820mm ¥459 ×4
- ダイソーミルクペイント ¥110 ×2
- ダイソーニス ウォールナット ¥110 ×2
計 ¥2276 1脚当たり ¥1138
1×4高すぎますね。。。。木材の値段は変動するので参考までに。
※単純な材料費のみで使った道具やビスは含んでいません。
机にかかった費用
机2つ分の材料費がこちら
- 1×4材 1820mm ¥459 ×4
- ダイソーミルクペイント ¥110 ×2
- プリントベニヤ 600×900 ¥980 ×2
計 ¥4016 1つ当たり ¥2008
天板に使った合板は端材を利用したため含んでいません。
本来はプリント合板を買うべきでした。。。
どちらも低コストで作成することができました。
11.まとめ
パパDIYの定番とも言える子供椅子と机ですが、SPFの1×4材を利用することで低コストで作成することができました。
やはり、設計図と頭の中でイメージしている通りには行かないこともありました。
実際に作ってみて気を付けたいポイントをまとめてみました
- 設計図は必要!(記事ないでも紹介していますが、手書きで簡単でいいので書きましょう!)
- デザインも重要!(Instagramなどでデザインや配色を調べて決めておくといい!)
- ダボ継ぎよりビス締めの方が簡単にできた!
- グラつきが出ても最終的に微調整すればなくなる!(どうしても寸法の微妙なずれなどで発生してしまう。)
パパやママの手作りの椅子や机は子供にとっても嬉しいはず!
子供椅子、机DIYの参考になったら嬉しいです。
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